2012年12月31日月曜日

大晦日ということで...其の三

そして今年最後の〆はパンチのあるレコードでいきたいと思います。




Tito Puente ‎/ Pa' Lante ! Straight (Tico Records)1970.LP

 ニューヨークラテン界の大御所、Tito Puenteがラテンソウル後期〜サルサ前夜の時期に残したこのアルバムですが、以前に雑誌かなにかで読んだのですが彼自身、長いキャリアの中で一番自分の残した録音で忘れてしまいたい時期だそうでブガルーなども嫌々やってたそうな・・・。
 もちろん40年代からの彼の華やかな音楽生活の中でこのような猥雑な音楽は所詮お遊び程度だったのだろうけど、録音後、数十年経った今でもこのようなラテンソウルは彼の残したマンボやデスカルガ、サルサといった作品と同等の価値があるとおもいますがいかがでしょうか? 
驚くことにこのアルバムには、ヴェネズエラの音楽家アルデマーロ・ロメロが60年代末に生み出した『Onda Nueva』の曲をやっております。内容的にはなんとなく『Onda Nueva』だなぁ。と思う程度ですが(笑)

 このアルバムで一番良いのは『Hit The Bongo』間違いなしです。


 Hit The Bongo

 







Los Yorsy's / Do-Re-Mi De Costa a Costa (Musart)1970's.LP

 メキシコのポップデュオ『Los Yorsy's』は60年代初期から活躍してるようですが一部の方にはスカをやってるということで人気があるようですが、その曲は全然たいしたことはなく(笑)むしろ60年代中期から70年代前半のアメリカやブラジル音楽のカバーをやってるものがすごく良いです。
 ぼくはもう二枚彼らのレコードを持ってますが歌がかなり上手くソフトロック的な要素もあります。 このアルバムでも当時に流行ったフィフス・ディメンションやエリス・レジーナで馴染みの『Si Voce Penensa』のスペイン語カバーをやっております。 

なかでも疑似ライブ風の『The Beat Goes On』のカバーはかなりのお気に入りです。


 El Ballae Hippie(The Beat Goes On)

 


では来年も細々と安くレコードを探していきたいと思います。 皆様、よいお年を!

大晦日ということで...其のニ

本日もう少しレコードをアップしてみようと思います。
来年もまた色々とレコードをかわなきゃな(笑)
今回はヴィヴラフォンが入ったのレコードです。 以前に紹介したイタリアのヴィヴラフォン奏者Franco Chiariがイギリスのライブラリー・レーベルに録音したアルバムはどちらかというと60年代のラウンジ・ジャズでしたがコチラはもう少し年代の新しめのジャズのレコードです。


 


The Naptown Afro-Jazz Quintet / Naptown Jazz (Naptown Jazz Records)1980.LP 


このレコードはヴィヴラフォン奏者Billy WOOTENが参加したアルバムで、かの有名なマイナー盤と同じくアメリカのインディアナポリス州で録音された自主制作盤です。 
全体的にグループ名にあるようにアフロ色の強いアルバムですが、一曲だけサンバ調の素晴らしい曲が収録されてます。

 Crown Royal

 










Quartescence / Quartescence (Van Los Music)1970's.LP


 こちらはカナダ人のヴィヴラフォン奏者Warren Chhiassonが中心になったグループがカナダのバンクーバーでリリースしたレコードです。全体的に内容も良いのですが中でもジャズ・ボッサ調の『Bossa Nova Scotia』がよいです。

 Bossa Nova Scotia

 

大晦日ということで...

本日は大晦日ですね。 2012年を振り返ると色んなことがありましたが、結論から言うと今年はすごく良い年で更に来年はもっとよい年になりそうです。

 今年は本厄だったのですが病気もせず無事に過ごせましたが、来年は後厄ですがなんとか乗り越えてみせますよ。 

レコードも沢山買いましたが夏以降はあんまり買ってないなぁ。。。まぁ来年は安レコを細々と買っていきます。 

そんな訳で特別自分的に目新しい物はないのですが、今回は旧ソビエトのレコードを3枚ほど。





Marju Kuut & Uno Loop ‎/ Marju Kuut Ja Uno Loop (Мелодия)1971.LP


旧ソビエト連邦のエストニア出身の女性歌手Marju Kuutと同じくエストニア出身の男性歌手Uno Loopの曲をカップリングしたアルバムです。

モダンなジャケットワークがとても素晴らしいのですがジャケットは数種類あるようです。
Marju Kuutはジョビンのスタンダードなボサノバのカバーをやってたりと内容もよいのですがUno Loopのオリジナルと思われる2曲のボサノバ風な曲が特に良いです。

 Interluudium

 

Märtsis Mai

 





VA ‎/ Коллаж - Джаз-ансамбли Ленинграда (Мелодия)1984.LP

こちらのアルバムは全くどういった意図でコンパイルされてるのかよく解らないのですがオーソドックスなラグタイムなどに交えて1曲だけトロヴァヨーリも真っ青のダバダバなスキャットな曲が収録されてます。

海外やロシア本国のデューラーなんかはやたらとブレイク入りやファンクばかりを紹介してますがこの手のレコードはまだまだ埋もれてそうですね。

 Экзерсис / Вокальная группа Квадрат

 











Оризонт / Оризонт (Мелодия)1978.LP


こちらの男女混声のボーカルグループは当時人気があったのでしょうね、youtubeにも動画がアップされてます。ジャケットが僕好みなのとソフトロック??な感じの曲が入ってましたので買ってみましたが残念ながら良かったのはこの曲だけでした(笑)

どうも演奏はカッコいいですけど男性のボーカルが苦手だな。。。

 У Мельницы

 



こちらは同じ曲を歌ってるようですが口パクです(笑)






こちらはオマケで、70年代のテレビ映画のようです。
すごく良くてレコードを探してみたのですがリリースはされてないようです。残念。



2012年12月27日木曜日

2012年も残り僅かということで...

夏ぐらいから殆ど更新してなかったこのブログ。 今年も残り僅かということでちょっこしレコードをアップしていきたいと思います。




 Musica Orbis / To The Listeners (1977)Long Divity Records.LP

 アメリカ東部の州、ペンシルベニアのグループ『Musica Orbis 』の唯一のこのアルバムですが、恐らく自主制作盤のようです。 
プログレ〜サイケなんかの音楽好きには有名なレコードのようですが全体的にハープシードが使用されてて、じっくりと聴いても良い感じです。(ぼくはまだまだこの手のレコードは持ってないのですが・・・)
 なかでもオープニングを飾る“The Fire opal Sequence”は女性のツインボーカルが映え曲の展開もかっこいい曲です。

 The Fire opal Sequence / Musica Orbis










Jacob's Ladder / If I Had a Wish... (1976)Lovejoy Productions.LP

 もう一枚は同じくアメリカのサンフランシスコのグループの恐らく唯一のアルバムです。こちらも自主制作盤のようですが、タブラが効果的に使われてたり全体的にサイケ感がただよう感じで時代的にはヒッピーではないと思うのですが70年前後の雰囲気がします。 ボーカル、ギターとマンドリン奏者であるRichard Cuadraという人物が中心事物のようですが詳しいことはわかりません。
へたくそなアルバムジャケットのイラストもよいです。

 Going Down That Long Long Road / Jacob's Ladder

 

2012年10月12日金曜日

10/26『おばんですClassics』2周年イベント



久しぶりの更新となりますが、今月26日にゲルシーのUstream配信『おばんですClassics』の2周年イベントに参加致します。 

去年にも行われた1周年のイベントにはお誘いは戴いたものの、熊本への長期の出張で残念ながら参加できませんでしたので今回はとても楽しみにしております。 

お盆におこなわれた『お盆ですClassics』に引き続きまたまた常盤 響さんも参加ということで、いつもレコードのことばかり考えている人は勿論のこと音楽好きな方には是非遊びに来てもらいたいです。

 なんと入場も無料とのことです!みなさんお待ちしてます!





 『おばんですClassics』 
日時:2012年10月26日(金) 20:00〜1:00
場所:STEREO SIDE-B (福岡市中央区大名2-1-4 ステージワン西通り3F)
入場:無料
ゲスト選曲人:常盤 響 (recobu), Mittoo (Pirates` choice) 選曲人:Gerushi (おばんですClassics)


常盤響(トキワヒビキ) 
フォトグラファー、デザイナー。 

1984年結成のスペースポンチとしてジム・オルークのレーベルよりアルバムをリリース。90年代初頭にはムードマン、高井康生、宮川弾とウィードベース結成。95年頃、砂原良徳とミッドナイトボウラーズを結成、ミニアルバムもリリース。00年頃、ミズモトアキラとDJユニットTMVGを結成。ポリスターよりMIXCDをリリース。トラットリア(コーネリアス他)、テイトウワ、YMO、ピチカート・ファイヴなどのリミックス、カットアップを手がける。 
また1993年頃からぼんやりとグラフィックデザインをはじめる。グラフィックデザイナーの傍ら1998年頃から装幀、CDジャケット等を中心に写真を撮り始める。 
写真集として 
『Rolexibition』 
(リリー・フランキー氏との共著) 
『 Sloppy Girls』(新潮社) 
『Freedom of Choice』(河出書房新社) 
『GirlFriends』『GirlFriends2』『Girl U Want』(小学館)など。  
近著に小西康陽氏との共著 
「いつもレコードのことばかり考えている人のために。」(アスキー)。 

2008年にはロンドン、バルセロナで展覧会を開催。

2012年8月13日月曜日

8/14 「お盆ですClassics」



昨年に引き続き今年もゲルシーのUstream配信『おばんです!』の出張イベント『お盆ですClassics』に参加します。ぼくは夏向けのトロピカルムードの音楽を中心に選曲したいと思います。

 そして今回はナント!フォトグラファー・グラフィック・デザイナー、DJなど多岐にわたり活躍されてる常盤響さんがゲストです! Ustream「レコ部」の部員は勿論、いつもレコードのことばかり考えている人には堪らないイベントになるかと思います。

 今回はUstream配信は無いそうですのでお時間ある方は是非お越し下さい。




 「お盆ですClassics」
 とき:2012年8月14(火) 21:00~Midnight
ところ:Soiree(ソワレ) 福岡市中央区薬院2-17-26 JUNビル 2F(警固小学校向かいのはらドーナツのビルの2F)
入場:無料

※ご来場の方にもれなく「おばんですClassics」千社札ステッカーをプレゼント

 ゲストDJ:常盤 響(recobu),Mittoo(Pirate`s Choice) DJ:Gerushi(おばんですClassics),kow-chang(soiree)

2012年7月29日日曜日

On A Summer's Day -part.7

昨日ようやく自分の部屋用にテレビを買ってきてエアコンの効いた中でだらだらと暑い夏を過ごしております。 今日も休日ということで部屋でのんびりとしてますが”On A Summer's Day”な音楽はかかせません。 今回はトロピカルというよりもクールなピアノ〜フェンダー・ローズの音色が心地よいジャズです。




ドイツのジャズ・ロックグループ”To Be"によるフェンダー・ローズが心地よいブラジリアンな曲です。 以前ヨーロピアン・ジャズが流行った時にこの曲名が独Compostレーベルがコンパイルしたアルバムのタイトルで使われてましたね。

 To Be / Glücklich (1977)Brain.LP
 





そしてビル・エヴァンスがタンバ・トリオの名曲(ルイス・エサ作)をピアノとめずらしくエレピの演奏でしっとりとカバーした曲です。ちなみにこのアルバムには“before”と“after”の2バージョンがつづけて収録されてますが今回は“before”を。

 Bill Evans / The Dolphin (1970)MGM.LP
 




2012年7月23日月曜日

On A Summer's Day -part.6

北九州地方もようやく梅雨明けをしたようでこれからは30度を超す猛暑が続く毎日になりそうでウンザリ。 
そんな時には”On A Summer's Day”な音楽でも聴いて少しでも暑い夏を心地よく過ごしたいものです。 そんなわけで今日はトロピカルな音楽とは全く縁もなさそうな東欧のハンガリーのレコードを2枚。




ハンガリーの国営レーベル『Qualiton』からリリースの男性ボーカルデュオ”Kanoi Brothers"の恐らく唯一のアルバムからスタンダード曲、Day By Dayをボサノバ風にアレンジした曲です。

 Kanoi Brothers / Day By Day (1963)Qualiton.LP





そして同じく『Qualiton』からリリースのジャズコンボ”Eddy Kazassian Combo"をバックに女性ボーカルが歌うラテン調のツイストナンバーです。
Kanoi Brothersもそうですが当時のハンガリーでもツイストやチャチャチャなどのラテン音楽がずいぶんと大衆音楽として聴かれてたようです。同時期のフランス/イタリア/ドイツなんかでも同じようなレコードが沢山リリースされてますね。

 Lea Ivanova and Eddy Kazassian Combo / Basta Con La Luna (1963)Qualiton.LP

2012年7月20日金曜日

On A Summer's Day -part.5

ここ最近も天気がよいと思ったら突然の大雨だったりとまだまだ梅雨も明けない不安定な日が続いております。 
今日も”On A Summer's Day”ということでラテンジャズのレコードです。 心地よいパーカッションやクールな音色のヴィヴラフォンなどはいつ聴いてもよいのですが、今の季節に聴くと格段に心地よいものです。





まずはラテンジャズというと真っ先に思い浮かぶアーティスト、カル・ジェイダーです。 50年代から活躍し、60年代、70年代と素晴らしいアルバムを多数リリースしてますがこのクールなジャケットのイラストもカッコいいレコードからオーソドックスなラテンジャズをお聴きください。

 Cal Tjader Quintet / A Minor Goof (1956)Fantasy.LP
 







そしてもう一枚は50年代のウエストコースト・ジャズのシーンから活躍するドラマー、シェリー・マンを中心に録音されたアフロ・キューバン・ジャズのアルバムです。実はこのレコードと同内容のアルバムが数種類リリースされておりどれが最初かはわかりませんがカッコいい曲が多数収録されてオススメです。

 The Jazz Afro-Cuban Beat / Caravan (1960's?)Interlude.LP
 

2012年7月18日水曜日

On A Summer's Day -part.4

ここのところコンスタントにブログが更新できてますが今回も『On A Summer's Day』なレコードです。 やはりテーマがあるからやりやすいのかな?いや、一曲ずつのアップだからやり易いだけか。





フランスのコンポーサー”Dany Delmin”のサンバ風アレンジによる曲です。ダンディーな歌声はまさか本人じゃないですよね?ちょっと哀愁のある雰囲気でよいですね。

 Dany Delmin / Petit Matin (1960's)Disqes Belier.7"
 





こちらはオマケで同じく”Dany Delmin”が曲を提供してるレコードですが、両面共に彼のブラジル音楽な感じのスタイル『Le Patropi』の曲です。歌がいまいちなのが残念ですがアレンジはよいですね。

 Sarah / Lovin You (1960'S)Marignan.7"
 

2012年7月16日月曜日

On A Summer's Day -part.3

昨日から日頃の運動不足を解消すべくテニスをはじめまして、テニス→温泉→焼き肉となかなか充実した一日となりました。 以外に筋肉痛もなく体重を量ると1キロ減と成果も出てるので続けていきたいと思います。

 今回もひきつづき『On A Summer's Day』なレコードです。



ブラジルのピアノ・ジャズ・トリオ「ジョンゴ・トリオ」のファーストアルバムからコーラスも素晴らしいジャズ・ボッサな曲です。

Jongo Trio / o meniho das laranjas (1965)Farroupilha.LP
 



アメリカのATCOからリリースされたブラジル人アーティストのアルバムから男女のスキャットの掛け合いも楽しいこれまたジャズ・ボッサなです。

 Paulo Alencar And His Brazilian All-Stars / Zirigidoom (1962)Atco/LP

2012年7月14日土曜日

On A Summer's Day -part.2

こちら北九州地方、連日の大雨で気分も滅入っちゃいますが部屋でのんびりとレコードを聴くには丁度いいかもしれませんね。

前回に引き続き『On A Summer's Day』ということでトロピカルなレコードを2枚ずつ紹介したいと思います。





やはりブラジル音楽は外せないいてことでウィルソン・シモーナルのファーストアルバムよりクールなボサノヴァ。 このアルバムは他にもいい曲が多数あるのですが。それはまたの機会に。

 Wilson Simonal / Tudo De Voce (1963)Odeon.LP
 








もう一枚はアルゼンチンの歌手です。アルバム全体はポップスよりでアメリカのA&Mを思わせるような雰囲気の曲が多いのですが一曲だけベースラインのイントロからかっこいいブラジリアン風のこの曲をお聴きください。

 Patricia Dean / Piensa En Los Demas (1970)Odeon Pops.LP
 

2012年7月12日木曜日

On A Summer's Day

毎日暑い日がつづきこれから夏も本番という季節になってきましたが、クーラーの効いた部屋で冷たい飲み物と共に音楽も夏気分のトロピカルなものを聴くと室温もぐっと下がり快適に過ごせるような気がします。

 ブログもここ最近更新がおろそかになってましたが“On A Summer's Day”と銘打ちトロピカルなレコードをアップしていきたいと思います。

 とくにレコード紹介の流れも関係なしにランダムに2枚ずつアップしていきたいと思います。




まずはスウェーデンのピアニストのRune Ofwermanによるエキゾな雰囲気のレコードです。

Rune Ofwerman / Strange Bird (1960's)Gazell,7"
   








もう一枚はジャケットも怪しいブルーノ・ニコライに よるイタリアのサントラからハモンドオルガンの音色が涼しげな曲です。

Buruno Nicolai / Eugenie (1970's)Monoaurale.LP OST"Marquis De Sade's"

2012年6月20日水曜日

Orchester Wolf Gabbe Und Die Rosy Singers / Swinging Nord-West (1970's ?) Not On Label .Flexi-disc, 5"




Orchester Wolf Gabbe Und Die Rosy Singers / Swinging Nord-West (1970's ?) Not On Label .Flexi-disc, 5"

 

ドイツの企業物ののヴェルティーやCMソングなどをコンパイルしたPopshopping Vol. 1の中でもとびきりグルヴィーな曲で人気のこの曲は、調べてみるとオランダのドイツ国境近くの街オーファーアイセル州にあるシューズメーカー『Hilgenberg』がプロモーション用に制作したFlexi-disc(ソノシート)でドイツの各都市の多くで配られてたそうです。

 クレジットされてるRosy Singersはドイツのイージーリスニングのレコードでよく目にするボーカルグループですが、こういったノヴェルティー物やCMソングにも当時は引っ張りダコだったんでしょうね。

 このレコード、ソノシートということで音質が気になってたのですが音圧も高くとても満足できました♪(値段も€5で安かった!)

2012年6月15日金曜日

Mozart Edition (UK) part.3 / Franco Chiari






















今回で3回目のライブラリー・レコードのモーツアルトですが、僕的に一番ヒットだった(というかこの人のレコードが欲しくて探してた)のがイタリアのヴィヴラフォン奏者Franco Chiariのレコードです。

 ラウンジミュージックにこの欠かせないクールでエレガントな音色、こういった音楽がうっすらと流れてるバーがあったらいいのになぁ。 

ラテンジャズではカル・ジェイダー、ジャズファンクではロイ・エアーズなど大好きなアーティスもいますが、このFranco Chiariのレコードもこれから集めていきたいと思います。


 Variation For Jazz Quartet / Franco Chiari Jazz Quartet (LP5)
 

Deontology / Franco Chiari Jazz Quartet (LP5)
 

Dialogic / Franco Chiari Quartet (LP38)
 

Alter Ego / Franco Chiari Quartet (LP38)
 

Souvenir De Moscou / Franco Chiari Jazz Quartet (LP5)
 

Blues In Italy / Franco Chiari Jazz Quartet (LP5)
 

Arlecchino / Franco Chiari Jazz Quartet (LP5)
 

Filtration / Franco Chiari Quartet (LP38)
 

Pavane / Franco Chiari Jazz Quartet (LP5)
 

Festoso Swing / Franco Chiari Jazz Quartet (LP5)


Handle Style / Franco Chiari Quartet (LP38)


 Curriculum / Franco Chiari Quartet (LP38)
 

2012年6月10日日曜日

Mozart Edition (UK) part.2







Mozart Edition (UK) part.2



前回にひきつづき、今回もライブラリー・レコードのモーツアルトです。
スキャット物などをお聴きください。

次回は一番の収穫だったヴィヴラフォンのジャズをアップしたいと思います。




 Going Strong / The Firebirds LP104
 

Midnight Shadow / The Cliff Hammer Orchestra and Choir LP54
 

Gogo Cart / The Gooby Gudera Band LP104
 

It's Tea-Time / The Gooby Gudera Band LP104
 

Alabama Joe / The Cliff Hammer Orchestra and Choir LP54
 

Hey,Mr Basie / The Gooby Gudera Band LP104
 

Cheryy Drops / The Firebirds LP104
 

The Swinger / The Cliff Hammer Orchestra and Choir LP54
 

My Credentials / Walter's Choir and Orchestra LP68
 

Cool Steel / The Firebirds LP104
                                                                                                       

2012年6月8日金曜日

Mozart Edition (UK) part.1



Mozart Edition (UK) part.1

イギリスのライブラリー・レーベル『Mozart Edition』に60年代から70年代にリリースされたレコードにはドイツ、イタリア、イギリスなどのアーティストの曲が収録され以前イギリスのレーベルからコンピレーションが出てて気になってたのですが先日まとめて9枚ほど入手しました。 



内容はというと所謂ライブラリー物に多くみられるイージーなスキャットやボサノヴァ、ヴィヴラフォンの入ったクールなジャズ、そしてグルーヴィーなインス ト等々、KPMやチャペルなどの人気ライブラリーに劣らず好内容のレコードが多いです。

 今回は3枚のLPから内容の良かったものをチョイスしております。












Ionosphare / Guy Gollasch and his Band LP91
 

Precisamente / The Santa Palumbo Group LP25
 

The Lonely One / The Santa Palumbo Group LP25
 

 Across The Bridge / Guy Gollasch Band LP73
 

 Hobby-Horse / Guy Gollasch and his Band LP91
 

 Pull The Cord / Guy Gollasch Band LP73
 

 Moonshot / Guy Gollasch and his Band LP91
 

 Santo Amaro / Guy Gollasch Band LP73
 

 Blue Bossa Nova / Hans Werner and his Band LP25
 

 Small-Talk / George Hermann and his Orchestra LP73
 

2012年5月17日木曜日

Miranda Martino / Meglio Stasera (1960's) RCA 7"





Miranda Martino / Meglio Stasera (1960's) RCA 7"








今回はイタリアン・ポップ歌手のミランダ・マルティーノがヘンリー・マンシーニの『ピンクパンサー』をエンニオ・モリコーネのアレンジにより歌ったレコードです。 

調べてみると当時日本盤も出てるみたいで往年のイタリアン・ポップのファンには有名な歌手のようです。 

サンバのアレンジでポップスとはいえないような曲ですが、当時も人気があったのでしょうか? 

このレコードはポルトガル盤ですがアルゼンチンなどからもリリースされてるようです。

2012年5月13日日曜日

Ferdi Ozbegen / Bu Da Bizden (1980) Vox Plak 7" Turkey




Ferdi Ozbegen / Bu Da Bizden (1980) Vox Plak 7" Turkey

 А1 Halimi Sorma
 A2 Köprüden Geçti Gelin
   

 B1 Yağmasın Yağmur
 B2 Ayağında Kundura

本日もう一枚。

トルコ産のオブキュアなカッコいい曲です。

数年前には海外のジャズ〜ファンク系のディガーが掘りまくっていたトルコ〜中東音楽でしたが某コンピレーションに収録されてたこの曲は中東の妖しい雰囲気とソリッドな演奏がぼくの好みドストライクで欲しいなぁとずいぶん思ってましたが最近めでたく比較的安く購入できました。

ややクセのある感じですがぼくはこういった雰囲気な曲が大好きなのです。

Florinda Bolkan / Metti una sera a cena (1960's) DET 7"

日曜の午後、自宅でのんびりと過ごしておりますが今回のレコードは映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネによる『ある夕食のテーブル』のサウンドトラックの表題曲『Metti una sera a cena』を主演女優フロリンダ・ボルカンが歌ったものです。

 映画音楽ファンも勿論の事、このあまりにも有名でモリコーネの代表作のひとつであるこの映画『ある夕食のテーブル』をご覧になった方はどれくらいいるのだろう?ぼくは残念ながらまだ観たことはありません・・・。

 実際本国でリリースされたLPもなかなかレア盤だしイギリス盤『The Love Circle』もあまり出会うことはないです。 多分DVDは出てるんだろうけど、まあこういった映画はふとしたタイミングで観れたら一番幸せですね。





フロリンダ・ボルカンによるこのレコード、オリジナルのじわじわと盛り上がって行く甘美な曲に対し歌声はともかくパーカッションなんかが入りこちらもすごくかっこよくて大好きです。




Florinda Bolkan / Metti una sera a cena (1960's) DET 7"

 



あとこちらのレコードはDETレコードのアーティストのプロモーション用に作られたもので途中に女性声で曲の紹介が入ります。(勿論イタリア語で)




Florinda Bolkan / Metti una sera a cena (1960's) DET 7"

 


『Metti una sera a cena』は他にもまだまだ素晴らしいカバーがあるのでまた別の機会に。

2012年4月23日月曜日

Bong Penera & The Batucada / Beat Contemplation (1976) sunshine 7"



Bong Penera & The Batucada (1976) sunshine 7"


 side A And I Will Sing
 

sideB Beat Contemplation
 



フィリピンを代表するレアグルーヴ〜ブラジリアン系のアーティスト『Bong Penera』彼がリリースした3枚のアルバムはどれも日本国内、海外でも人気があり今でも高額で取引されてますが、この7インチはセカンドに当たる『A Samba Song』(1976)からのシングルカットです。

 お目当てはB面の『Beat Contemplation』だったのですが、ぼくはカッコいいドラムブレイクにメロウなボーカルが絡む曲だと思って購入したのですが、そのボーカルヴァージョンはファーストの『Batucada Sa Calesa』に収録だったようです。  
こちらのインストヴァージョンも哀愁漂うかなりよい曲なのですが・・・。


 A面もすごく良い曲だったのでまぁよしとしましょう。 いつかアルバムを購入しますよ〜。 ちなみに『Batucada Sa Calesa』は当時日本盤も出てますのでふとしたタイミングでもしかしたら出会えるかも?









2012年4月15日日曜日

Nacho Mendez / 3 x 2 + 1 (1975)NM&A .LP


Nacho Mendez / 3 x 2 + 1 (1975)NM&A .LP

Otra Vez


Una Manana



60年代に男女混成グループ”H3O"にも参加したメキシコのNacho Mendezのソロ名義のアルバムです。

翌年のMendez Trio名義のアルバムが以前より人気ですが、こちらのアルバムもどうやら同じメンデス・ファミリーで構成されてるようです。全体的に録音の状態が非常に良く、アコギの生々しい音にやさしい歌声で歌われるUna Manana』、そしてエレピの響きも心地よい軽快な曲『Otra Vez』はクラブで大音量でかけた時にすごく音が映えました。

とてもセンスの良いアーティストなので60年代のボサノヴァをやってるレコードや70,80年代のアルバムなんかをまた探してみたいと思います。


2012年4月11日水曜日

ヘンリー / HENRY (1967.日本コロンビア)LP



ヘンリー / HENRI (1967.日本コロンビア)LP

A面

さよならは雨の日に

あの娘ちゃん

はてなき旅
逢いたいな

かわいそうな娘
ヘンチョコリンなヘンテコリンな娘


B面
街のハト
ちっちゃな胸の女の子

悲しい時には

今の内にキスしよう

小指ちゃん
兄ちゃんの子守唄


このアルバムは沖縄のバー『南国の夜』で行われてるイヴェントがUSTで配信されていた時に凄く気になって書き込みでアルバムのアーティストを尋ねて教えていただいたものです。

それから1年くらいあちこち探してたもののなかなか見つからなかったンのですが、去年の秋くらいにヤフオクで見つけて1000円でゲット!しました。

ヘンリー・本名ヘンリー・ヴィンセント・ドレナン(HENRY VINCENT DRENNAN)。イギリス人の父と日本人の母を持ち、7歳から東京で暮らす・・・。外人による片言日本語で歌ってるものかと思ってましたが案外しっかりと歌ってたのであれ?っておもってたけど道理で日本語が上手いんだ!と納得。

このアルバムに収録されてる曲はヘンリー自身による作詞・作曲でチャチャチャな曲や谷啓も歌った『ヘンチョコリンなヘンテコリンな娘』のようなご機嫌なツイスト・ナンバーも収録された好内容となってます。

また、なんともせつなくロマンチックな曲が数曲収録されててどことなく平岡精二にも通じるような雰囲気でとてもよいです。

◎むぎ茶さんのブログでも谷啓/ ヘンリー・ドレナン ヘンチョコリンなヘンテコリンな娘を紹介されてます♪

コチラから