2012年12月31日月曜日

大晦日ということで...其の三

そして今年最後の〆はパンチのあるレコードでいきたいと思います。




Tito Puente ‎/ Pa' Lante ! Straight (Tico Records)1970.LP

 ニューヨークラテン界の大御所、Tito Puenteがラテンソウル後期〜サルサ前夜の時期に残したこのアルバムですが、以前に雑誌かなにかで読んだのですが彼自身、長いキャリアの中で一番自分の残した録音で忘れてしまいたい時期だそうでブガルーなども嫌々やってたそうな・・・。
 もちろん40年代からの彼の華やかな音楽生活の中でこのような猥雑な音楽は所詮お遊び程度だったのだろうけど、録音後、数十年経った今でもこのようなラテンソウルは彼の残したマンボやデスカルガ、サルサといった作品と同等の価値があるとおもいますがいかがでしょうか? 
驚くことにこのアルバムには、ヴェネズエラの音楽家アルデマーロ・ロメロが60年代末に生み出した『Onda Nueva』の曲をやっております。内容的にはなんとなく『Onda Nueva』だなぁ。と思う程度ですが(笑)

 このアルバムで一番良いのは『Hit The Bongo』間違いなしです。


 Hit The Bongo

 







Los Yorsy's / Do-Re-Mi De Costa a Costa (Musart)1970's.LP

 メキシコのポップデュオ『Los Yorsy's』は60年代初期から活躍してるようですが一部の方にはスカをやってるということで人気があるようですが、その曲は全然たいしたことはなく(笑)むしろ60年代中期から70年代前半のアメリカやブラジル音楽のカバーをやってるものがすごく良いです。
 ぼくはもう二枚彼らのレコードを持ってますが歌がかなり上手くソフトロック的な要素もあります。 このアルバムでも当時に流行ったフィフス・ディメンションやエリス・レジーナで馴染みの『Si Voce Penensa』のスペイン語カバーをやっております。 

なかでも疑似ライブ風の『The Beat Goes On』のカバーはかなりのお気に入りです。


 El Ballae Hippie(The Beat Goes On)

 


では来年も細々と安くレコードを探していきたいと思います。 皆様、よいお年を!

大晦日ということで...其のニ

本日もう少しレコードをアップしてみようと思います。
来年もまた色々とレコードをかわなきゃな(笑)
今回はヴィヴラフォンが入ったのレコードです。 以前に紹介したイタリアのヴィヴラフォン奏者Franco Chiariがイギリスのライブラリー・レーベルに録音したアルバムはどちらかというと60年代のラウンジ・ジャズでしたがコチラはもう少し年代の新しめのジャズのレコードです。


 


The Naptown Afro-Jazz Quintet / Naptown Jazz (Naptown Jazz Records)1980.LP 


このレコードはヴィヴラフォン奏者Billy WOOTENが参加したアルバムで、かの有名なマイナー盤と同じくアメリカのインディアナポリス州で録音された自主制作盤です。 
全体的にグループ名にあるようにアフロ色の強いアルバムですが、一曲だけサンバ調の素晴らしい曲が収録されてます。

 Crown Royal

 










Quartescence / Quartescence (Van Los Music)1970's.LP


 こちらはカナダ人のヴィヴラフォン奏者Warren Chhiassonが中心になったグループがカナダのバンクーバーでリリースしたレコードです。全体的に内容も良いのですが中でもジャズ・ボッサ調の『Bossa Nova Scotia』がよいです。

 Bossa Nova Scotia

 

大晦日ということで...

本日は大晦日ですね。 2012年を振り返ると色んなことがありましたが、結論から言うと今年はすごく良い年で更に来年はもっとよい年になりそうです。

 今年は本厄だったのですが病気もせず無事に過ごせましたが、来年は後厄ですがなんとか乗り越えてみせますよ。 

レコードも沢山買いましたが夏以降はあんまり買ってないなぁ。。。まぁ来年は安レコを細々と買っていきます。 

そんな訳で特別自分的に目新しい物はないのですが、今回は旧ソビエトのレコードを3枚ほど。





Marju Kuut & Uno Loop ‎/ Marju Kuut Ja Uno Loop (Мелодия)1971.LP


旧ソビエト連邦のエストニア出身の女性歌手Marju Kuutと同じくエストニア出身の男性歌手Uno Loopの曲をカップリングしたアルバムです。

モダンなジャケットワークがとても素晴らしいのですがジャケットは数種類あるようです。
Marju Kuutはジョビンのスタンダードなボサノバのカバーをやってたりと内容もよいのですがUno Loopのオリジナルと思われる2曲のボサノバ風な曲が特に良いです。

 Interluudium

 

Märtsis Mai

 





VA ‎/ Коллаж - Джаз-ансамбли Ленинграда (Мелодия)1984.LP

こちらのアルバムは全くどういった意図でコンパイルされてるのかよく解らないのですがオーソドックスなラグタイムなどに交えて1曲だけトロヴァヨーリも真っ青のダバダバなスキャットな曲が収録されてます。

海外やロシア本国のデューラーなんかはやたらとブレイク入りやファンクばかりを紹介してますがこの手のレコードはまだまだ埋もれてそうですね。

 Экзерсис / Вокальная группа Квадрат

 











Оризонт / Оризонт (Мелодия)1978.LP


こちらの男女混声のボーカルグループは当時人気があったのでしょうね、youtubeにも動画がアップされてます。ジャケットが僕好みなのとソフトロック??な感じの曲が入ってましたので買ってみましたが残念ながら良かったのはこの曲だけでした(笑)

どうも演奏はカッコいいですけど男性のボーカルが苦手だな。。。

 У Мельницы

 



こちらは同じ曲を歌ってるようですが口パクです(笑)






こちらはオマケで、70年代のテレビ映画のようです。
すごく良くてレコードを探してみたのですがリリースはされてないようです。残念。



2012年12月27日木曜日

2012年も残り僅かということで...

夏ぐらいから殆ど更新してなかったこのブログ。 今年も残り僅かということでちょっこしレコードをアップしていきたいと思います。




 Musica Orbis / To The Listeners (1977)Long Divity Records.LP

 アメリカ東部の州、ペンシルベニアのグループ『Musica Orbis 』の唯一のこのアルバムですが、恐らく自主制作盤のようです。 
プログレ〜サイケなんかの音楽好きには有名なレコードのようですが全体的にハープシードが使用されてて、じっくりと聴いても良い感じです。(ぼくはまだまだこの手のレコードは持ってないのですが・・・)
 なかでもオープニングを飾る“The Fire opal Sequence”は女性のツインボーカルが映え曲の展開もかっこいい曲です。

 The Fire opal Sequence / Musica Orbis










Jacob's Ladder / If I Had a Wish... (1976)Lovejoy Productions.LP

 もう一枚は同じくアメリカのサンフランシスコのグループの恐らく唯一のアルバムです。こちらも自主制作盤のようですが、タブラが効果的に使われてたり全体的にサイケ感がただよう感じで時代的にはヒッピーではないと思うのですが70年前後の雰囲気がします。 ボーカル、ギターとマンドリン奏者であるRichard Cuadraという人物が中心事物のようですが詳しいことはわかりません。
へたくそなアルバムジャケットのイラストもよいです。

 Going Down That Long Long Road / Jacob's Ladder