2012年1月31日火曜日

Ronnie Dunne Quartet / Ronnie Dunne Quartet (1967) EMI.lp

このアルバムは英ジャズドラマーRonnie Dunne 率いるカルテットがスカンジナビア諸国をツアーで廻ってる際にスウェーデンからリリースされたアルバムだそうです。
収録されている曲はビートルズのカバーやスウェーデンの民謡、オリジナルの曲ですが、かなりの高水準でアルバム全体を楽しむことができます。
しかし、本国でのリリース状況は情報がないのでわかりませんがクラブやキャバレーなどを中心に活動してたのでしょうか?
ほかにリリースされた曲を是非聴いてみたいものです。

このアルバムの中でも特に良いのがA面1曲目のジョージー・フェイムばりのR&B、つづいて2曲目の哀愁漂うボサノバ風なスキャットの曲、某DJのミックスCDにも収録されたB面3曲目のビートルズのカバー、そして個人的には一番のお気に入りのB面4曲目のソフトロックな雰囲気のジャズ。

これもブリテッシュ・ジャズといってしまったら語弊があるかも知れないけど60年代のイギリス音楽シーンのひとつを垣間みることができました。



Ronnie Dunne Quartet / Ronnie Dunne Quartet (1967) EMI.lp

Scratch My Back

Theme From"The Lion's Summer"

Diamonds&Pearls&Appendix Experience

Fine Knacks For Ladies
Big Ben's Bell
Michelle
Kullerullvisan

Wake Me Shake Me
Blues In The Night
Help!

I Hope Ypu're Satisfied

Moonlight Becomes You
Drum-Crazy

2012年1月29日日曜日

Johnny Frigo Sextet / Jazz dance 107 (1960's)ORION lp

アメリカのジャズダンスのレーベルORIONから数枚リリースしているJohnny Frigo。
レアグルーヴ的にはデニス・コフィの『SCORPIO』のカバーが収録された『ELECTRIC JAZZ OF GUS GIORDANO』が海外でも人気ですが個人的にはこちらのアルバムの方が好きです。(もちろん高いので持ってません。。。)

アルバム全体にソリッドなパーカッション起用されカッコいいラテンジャズに仕上がっていますが中でもA面1曲目の『The Arabian』とB面1曲目の『El Negro』がオリエンタルなムードもして◎

そしてこのレコードのもう一つの魅力はモダンなジャケットデザインでしょう。ORIONレーベルはモノクロ単色を基調としたデザインの物が多いですが素晴らしい物が多いです。





Johnny Frigo Sextet / Jazz dance 107 (1960's)ORION lp

The Arabian

The Happy Medium

Cast Your Fate To The Wind
The James Bond Theme
Peter Gunn

El Negro

The Pink Panther
Harlem Nocturne

St.louis Blues Mambo

Taste Of Honey

Los Brito / Los Brito ( 1970's)AREITO lp

東欧の国の後は同じく共産主義のキューバです(笑)

国営レーベルAREITOからおそらく70年代初め頃にリリースされた男女混成ボーカルグループ『Los Brito 』のアルバムです。

キューバというとサルサのイメージが強いのですがこのアルバムもラテンな雰囲気もありつつもファンク寄りなアレンジも感じる曲が多く収録されてますがポップスな感覚も持ち合わされ、男3+女1というノヴィシンガーズな構図?でソフトロック好きにもお勧めできる内容となっております。

ラテンのビートにスペイン語の響きがなんとなくアルデマーロ・ロメロの所謂”オンダヌエヴァ”を彷彿させますが、中でも特に良いのがB面の2曲目の『El 4-5-6』です。女性のナレーションにピアノ〜哀愁を帯びた曲調にボーカルが入る感じがすごくいいです。キューバでは"CANCION(カンシオン)"と呼ばれるジャンルにあたるそうです。

ただ残念なのがまだまだキューバのレコードは共産圏でしか流通はしておらず情報量も少なく一部の海外のコレクターやDJに人気のサルサやファンクの有名盤以外の今回の『Los Brito 』のようなアルバムを探すのは困難です。

一般的にラテンというとニューヨークのラテン・コミュニティーから派生した音楽を耳にされてる方が殆どだと思いますが、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブなどでキューバの音楽を知った方でもブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで演奏してたアーティストよりも遥かに一流で国営音楽学校でクラシック・ジャズなどの高等教育を受けた素晴らしいアーティスト達がいます。もっともっとキューバ産の素晴らしいレコードが流通し手に入れられるようになればいいなぁーと思います。




Los Brito / Los Brito ( 1970's)AREITO lp

Cuando Llego A Mi Casa

Si Te Nace Una Flor
Tema para Una Noche De Bodas

La Larga Espera

Vas A Acordarte De Mi
Cancion Para La Que Tanto Ame


Dime Que Sientes Cuando Hablas De Mi
El 4-5-6

Y Tal Ves Manana
El Tiempo Feliz
Cabellos Negros

Poco A Poco Mi Compay

2012年1月27日金曜日

Soviet Jazz


アルメニア出身のジャズコンポーザーKonstantin Orbelyan によるこのアルバムは旧ソビエトから独立する以前の89年にソビエト国営のMELODIAからリリースされたもので1970から80年までの編集盤です。

実はこのレコード、海外の某ショップにリストアップされてた視聴付きのアルバムが気になって色々と探したところアルバムタイトルは違うけどアーティスト名が一致してるのとMELODIAから出てるってことだけでオーダーをしてみました。

まぁ送料合わせて2000円位だから違っててもいいかなーと思い、到着した荷物を開けてみるとダサイ感じの探してたレコードとは全く違うジャケ。。。。

とにかく視聴でもしてみるかと1曲目はオーソドックスなビックバンドジャズ。。。音も新しめであんまり好みじゃないなぁ。2曲目スローなバラード。。。

3曲目。

なんとビックリ!お目当ての曲が!

オレはなんて引きが強いんだ!と感心してるともう一曲探してたアルバムに入ってた曲が!
年明け早々レコード運がつよいなぁーなどと思ってると最後の曲がなかなか良い感じのブラジリアン風な曲♪

このアルバム買って良かった〜!(ジャケットはダサイが・・・)まだまだ旧ソビエトにはいいレコードがねむってそうです。

ちなみに探してたアルバムはこっち↓




ロシア語表記のため曲のタイトルは全く読めません!







2012年1月15日日曜日

east europe Jazz...  part.1

明けましておめでとうございます。

昨年はコチラの更新も9月以降は少なくなってしまいましたが、今年もレコードを中心に頑張って更新しますので宜しくお願いします。

年末から年始とレコードがあれこれ届いてますので音源などをアップしていきたい思いますが、今回は東欧のレコードです。

東欧というと政治的には旧共産圏のお固いイメージがありますが、ジャズなどにも西欧の文化の影響がみられるものが多くあり興味深いアルバムが沢山あります。レーベルでいうとルーマニア(Electrecord)、チェコスロバキア(Supraphon)、ソビエト(Melodiya)などは東欧のレコードを集めている方には有名です。ただ如何せん文字を読むことができないものが殆どなので日本で紹介されてるものはまだまだごく一部のものであるのではないかと思います。

海外においてはプログレやジャズファンク等ははブログやレコード屋で色々見つかるのですが、ぼくが探してるイージーリスニング〜ジャズ〜ソフトロック〜ボサノヴァ系のレコードはなかなか見つからず、東欧の中でもポーランドは比較的色々と紹介されてますがその他の国はまだまだ沢山埋もれていると思うので探していきたいです。




Лурдес Гиль* – Международный Фестиваль Молодежной Песни Сочи-69 .Flexi-disc(Melodiya)1969.USSR

Первый Раз В Сочи



Eva Pilarová – The Fascinating Czech Star .LP(Supraphon)1965.Czechoslovakia

Can't Buy Me Love



Aura Urziceanu – Aura .LP(Electrecord)1973.Romania

Ciocănitoarea



Conexiuni Bop - Formaţii Sibiene De Jazz .LP(Electrecord)1979.Romania

Vocal Jazz Quartet / Cercuri



Šest Strýců V Redutě* – Víno, Zelí A Zpěv .LP(Supraphon)1972.Czechoslovakia

Když Strýci Jdou




Benjaminas Gorbulskis – Estradiniai Kūriniai .10"(Melodiya)1970.USSR

Daina Be Žodžių