2011年8月31日水曜日

Pharoah Sanders / Thembi (1971)Impulse! lp



Pharoah Sanders / Thembi (1971)Impulse! lp

Astral Traveling

Red, Black & Green
Thembi

Love
Morning Prayer
Bailophone Dance



数々の名盤を残すファロア・サンダース。この71年インパルスに残されたアルバムも素晴らしい内容です。
1965年にジョン・コルトレーンの楽団に加わり彼の死後、コルトレーンの意思を引き継ぐ後継者としてスピリチャルなジャズの世界を探求していく。往年のジャズファンにもコルトレーンの流れをくむフリージャズの名手として人気がありますが、クラブジャズを通過したリスナーに於いては彼の人気は絶大なもので特にジャイルズ・ピーターソンがコンパイルした『Jazz Juice』にも収録された『You've Got to Have Freedom』をフェバリットに挙げる人も多いと思います。所謂“踊れるジャズ”を抜きにして彼のスピリチャルな音楽は永遠のマスターピースともいえると思います。

このアルバムでもアフリカンなパーカッションや民族楽器をもちいてアフリカの壮大な世界が広がっており、脇を固めるアーティストもLonnie Liston Smith、Michael White、Cecil Mcbee等などと各個人でも数々の名演を残すメンバーが集まり素晴らしい演奏を聴かせてくれます。

夏の終わりの深夜にでもゆったりとした気分で聴きたい名盤です。

2011年8月30日火曜日

Various – Club Ska '67 lp


Various – Club Ska '67 lp

Guns Of Navarone - The Skatalites
Phoenix City - Rolando And The Soul Brothers

007 (Shanty Town) - Desmond Dekker

Broadway Jungle - The Maytals As The Flames

Contact - Roy Richards With Baba Brooks

Guns Fever - Baba Brooks

Rub Up Push Up - Justin Hines & The Dominoes
Dancing Mood - Delroy Wilson

Stop Making Love - Gaylads

Pied Piper - Rita Marley
Lawless Street - The Soul Brothers
Skaing West - Sir Lord Comic & His Cowboys

Copasetic - The Rulers


『Club Ska '67』このアルバムはタイトルあるように1967年イギリスのアイランド・レコーズよりリリースされました。67年というとスウィンギング・ロンドン真っただ中。当時イギリスではジャマイカン・ミュージックであるスカ・ロックステディをモッズ達が好んで聴いており、このアルバムは後にザ・クラッシュ『ロンドン・コーリング』をプロデュースすることとなるガイ・スティーヴンスによって選曲されています。ぼくよりも上の世代でレゲエを聴かれてる方はクラッシュがきっかけだったとよく聞きますが、パンクとレゲエは密接な関係がありライブの合間なんかにDJがセレクトしてかける音楽はルーツ・レゲエやスカ・ロックステディなどで、それは70年代後半のパンクムーブメント以前のロンドンのクラブカルチャーにおいて脈々と流れるジャマイカン・ミュージックとの関わりをあらわしており、古くを辿れば40年代のカリプソやメントといった音楽まで遡ってしまう・・・。

このアルバムを買ったのは18、9歳のころでスカ・ロックステディを夢中になって聴いてました。当時は音楽もファッションもロンドンな雰囲気が好きで60’sカルチャーに興味を持っていました。レコードについてはお金もあまり無いのでトロージャンから出てるコンピレーションを集めててヴィンテージの7インチなどは当然買えなかった。(当時はあまり見かけなかったような気もします・・・)そのころ60年代当時のジャマイカン・スカの映像をとらえた『THIS IS SKA!』のVHSのビデオテープを購入して初めて観たときは衝撃的だった。華僑であるバイロン・リー&ドラゴネアーズの演奏にプリンス・バスターやストレンジャー・コール、エリック“モンティ”モリスそして若き日のジミー・クリフなどレコードクレジットで名前しか見た事の無いアーティストが実際に動いているのを観るととても興奮した。




ローレル・エイトキン
確かビデオを観る前はスカのイベントで踊るときにはモンキーダンスが主流だったが、このビデオに収録されているスカのダンスのいくつかのヴァリエーションをレクチャーした映像をみてから照れながらも“新しいダンス”を試したものだった。地元福岡にもギャズ・メイオールのトロージャンズが何度か来日ライヴに来ててロンドンの『ロッキン・ブルース』まんまの雰囲気を味わえました。92年に一度ロンドンに行ったときにゴシップというクラブで毎月行われるギャズ・メイオールの『ロッキン・ブルース』のイベントに行った時に入り口を入ってすぐのでっかいソファに東洋系の女の子をはべらかせて酒を飲んでいたローレル・エイトキンが居たのには度肝を抜かされましたが(笑)


平日にもかかわらず多くの人で賑わいスカ・ロックステディやブルースやジャズがかかる中、ギャズが踊りまくっててDJは彼の弟がやってました。ギャズ・メイオールといえば父親はかの有名なブリテッシュ・ブルースの父とも呼ばれるジョン・メイオールであり、子供の頃からブルースを聴いて育った生粋のブルースの世界的なコレクターでもある。彼が選曲&ジャケットのイラストまで手がけた海賊版の大量のカセットテープにはスカ・ロックステディ・レゲエのほかアイリッシュ・トラッド音楽、ジプシー音楽、クンビア、ブルース、極めつけは日本の演歌(笑)といった音楽が収録され国内はもとより海外のDJにも多大なる影響を与えてきました。ぼくも二十歳前後にこういった音楽の聴き方やスタイルに影響を受け自分自身のルーツとして未だに根強く残っています。

そんなわけで『Club Ska '67』は想い出の一枚であり、選曲された曲も有名どころながらもスカ〜ロックステディの良質なところが凝縮された素晴らしいアルバムになっており未だに聴き続けている愛聴盤となっています。








8/30 深夜のパイレーツ・チョイス

USTで選曲したプレイリストをアップしました。

Pirate's choice!


黒い瞳 /藤家虹二とフィルム・オーケストラ
ピアニストを撃て /ジョルジョ・デラリュー
赤と青のブルース /マリー・ラフォレとアンドレ・オデール楽団
唇によだれ /セルジュ・ゲンズブール
クラレのチャ・チャ /ミシェル・ド・ヴィレ楽団
Man with The Golden Arm /Bobby Christin and His Orchestra
Walk Right In /Laurindo Almeida
Old Devil Moon /Caterina Valente
Love /Pat Rolle
Tea For Two /Anita O'Day
Sing Baby Sing /Jacky and Roy
I Got Plenty o' Nuttin' /Peter Nero
My Little Red Book /The Gals&Pals
L'ame Soerur A L'hamecon /Michel Legrand
Portami Con Te /Mina
The Lady Is Tramp /細川綾子
Ooh! This Feeling /The Jazz Defendentors
Soul Far So Good /Wayne Foundation
Balanca Pema /Ronald Mesquita
At The Savoy /Maria Monne
Mission Impossible /Marlen Ver Planck
The Lady Is Tramp /Noma Green and Pierre Cavalli
Bossa Nova /June Christy
Juventud /Tiza
Venezuela /Aldemaro Romero and His Onda Nueva
Live Every Minute /Bob Swanson and The Bee Jays
I Wish You Lovw /Chris Montez
Don't Go Breaking My Heart /Small Circle Of Friends
Hideaway /Voices In Latin
Altogether Alone /Hirth Martinez
In A Mist /Ry Cooder
The Joys Of Love /The Little Sisters
The Choice Is Yours /Curt Boetcher
I Saw The Light /Todd Rundgren
Monguito's Theme /Monguito Santamaria
Polt Street Carnival /Mandrill
Aya /Harry forson
ダンス・パーティー /サン・セバスチャン・ストリングス:石坂浩二
Mmm,Nice! /Bob Thompson
La Joie D'aimer /Les Barclay
夜霧よ今夜もありがとう /沢田駿吾と彼のグループ














2011年8月29日月曜日

あたしはくもり / ウッサラー

あたしはくもり

ラ ド ミ

U-ta

kurara

ラド漏れし 完

な=====



チャカポコ♪チャカポコ♪とリズムボックスの音に合わせエレクトーン&鍵盤ハーモニカ+うたでアヴァンギャルトな演奏を聴かせる『ウッサラー』。自宅で録音された(宅録)音源をアップ。

女性版ダニエル・ジョンソン?トイ・ミュージックのようなチープな音楽をお聴きください。



■前田 博子(ウッサラー)

2006年 COLOR'S JOYを設立。
2007年4月 COLOR'S JOYオリジナルキャラクター『ウッサラー』発表/Alternative space HACO
同年12月 Fun!Fun!Funcutional展出展/現代美術ギャラリーto.ko.po.la
2008年2月 女の子展出展/現代美術ギャラリーto.ko.po.la

福岡を中心に、Tシャツ、衣装、ぬいぐるみ、ドローイング、音楽など幅広い分野でギャラリーや倉庫で展示会を行い、セレクトショップ、カフェなどで展示販売している。


2011年8月27日土曜日

ペギー・モフィット ( Peggy Moffitt )






ペギー・モフェット。60’Sカルチャーに興味がある人なら誰しも彼女の写真や映像を見た事があると思います。そんなぼくも高校生の頃にモッズ・カルチャーに興味を持った頃に観たミケランジェロ・アントニオーニ監督1966年の映画『欲望 原題:Blow Up』が最初の出会いだったと思う。時代はスウィンギング・ロンドン真っただ中、主役のカメラマンがポップな衣装を身にまとったモデル達をスタジオで撮影している有名なシーンに彼女は登場する訳だが、当然その頃のぼくには彼女に対する知識も無かったので彼女の名前を知るにはもう少し時間がかかった。そして大学生になった頃にアシッドジャズ・ブームの煽りで60年代のソウル・ジャズのレコードを買いあさるようになったころブルーノートからリリースされたLou Donaldson の「Alligator Bogaloo」や「Mr Shing-A-Ling」のジャケットで彼女を見る事となる。この二枚のレコードでようやく彼女の“顔”については認識できるようになったのだが、まだまだインターネットも無い情報の少ない時代に彼女が“誰”なのか知る由もなかった。

それからしばらく経った90年代後半、写真家ウィリアム・クライン1966年の映画『ポリー・マグー お前は誰だ 原題:QUI ETES-VOUS, POLLY MAGGOO?』のリヴァイヴァル上映で再び彼女を見る事となる。当時はまだyoutubeなどで映像を観る事もできなかったので、こういった当時は頻繁にあっていたヌーヴェルバーグ映画なども含めたリヴァイヴァル上映はよく観に行きました。劇場に通いパンフレットやポスターを集めることだけでも十分に楽しかった。(映画の内容が退屈すぎて寝てしまったものもしばし・・・)





ようやくその頃になって彼女の情報も入ってき、ぼくはファッションデザイナーRudi Gernreich(ルディ・ガーンライヒ)の作品をまとめた本に出会うこととなる。この本はペギー・モフィットと彼女の夫である写真家ウィリアム・クラクストンが出版したものであるが、前衛的なルディ・ガーンライヒの服と彼のミューズとしてのペギー・モフィット、そしてウィリアム・クラクストンによる素晴らしい写真が一体となった必携アイテムです。(ウィリアム・クラクストンの素晴らしい作品についてはまた改めて触れたいと思います。)
しかし世の中便利になった物ですね。この写真に収められている写真がそのまま映像としてyoutubeで観る事ができます。しかもこの映像自体も単なるドキュメンタリーではなく、ルディ・ガーンライヒのファッションの視覚的な映像作品として当時制作され、イージーリスニング〜ソフトロック〜ムーグ音楽といった素晴らしい音楽も映像にあわせ制作されております。これはかなり貴重な映像ですね。







余談ですが、彼女の斬新でインパクトあるヘアスタイルとメイクはVidal Sassoon(ヴィダル・サスーン)とのコラボレーションとして生まれたものですが現在でもかわらず彼女はその頃とかわらないスタイルを維持してます。ヴィダル・サスーンが60年代に生み出したシャープなファイヴ・ポイントなどのヘアスタイルはミニスカートの流行などで有名なマリー・クワントのファッションのアイコンとしても当時は大流行しました。イギリスで彼の自伝的なドキュメンター映画も公開されてるようなので国内で公開になったときには是非観てみたいですね。60年代に出た彼のヘアスタイル本も欲しいのですがなかなか高価な物ですので安く見付かったらゲットしたいと思います。と思ったら新刊で何点か出てるみたいですね(笑)









2011年8月26日金曜日

Voices In Latin – Voices In Latin (1968) Morgan Records lp



Voices In Latin – Voices In Latin (1968) Morgan Records

Sunshine Superman

Hideaway

Bidin' My Time

Busy

I've Walked Alone


Sunny
Tea For Three

How Do You Know

The Look Of Love
Sara


このVoices In Latin のレコードは、個人的にはイージーリスニング〜スキャット物の最高峰だと思ってます。その中心人物であるイギリス人のバーバラ・ムーアはアレンジャー/ライター/ピアニスト/ボーカリストとなんでもこなす才人でしたがこのアルバムでも半分は彼女によるオリジナルの楽曲で構成されてます。全体的なラテンやブラジル音楽なアレンジも素晴らしく、パーカッショニスとして同じくイギリス人のデニス・ロペスの参加がこのアルバムをよりいっそう良い物にしているのではないかと思います。

以前は『Busy』『Sara』といった曲がとくに好きだったのですが、いまは緩い感じの『Hideaway』『I've Walked Alone』がしっくりくる感じです。みなさんはどうでしょう?

このアルバムはイギリスのMorgan Recordsからのリリースですがアメリカでは同内容でPulsar Recordsより『Voices In Latin – Somethin' Cool』としてリリースされてます。ジャケットはこちらの方がカッコいいのでぼくも早く手に入れなければ!




彼女は多くのライブラリー・ミュージックにも参加し素晴らしい作品を多く残してます。ただ入手困難なもの多いので、以前に国内のエム・レコードから良質な編集盤がでてますのでそちらをお勧めします。


2011年8月25日木曜日

Gary McFarland – The In Sound (1966)Verve lp




Gary McFarland – The In Sound (1966)Verve

The Moment Of Truth
Bloop Bleep

The Hills Of Verdugo
Over Easy

Here I Am

Fried Bananas

The Sting Of The Bee
Wine And Bread

I Concentrate On You
(I Can't Get No) Satisfaction

北九州地方、きょうからまた暑くなってきました。当分暑い日が続きそうですね。

そんな暑さを少しクールダウンしてくれるゲイリー・マクファーランドのヴィブラフォンと優しげな甘いスキャット。このレコードは彼の二枚目のアルバムになります。ギターでケニー・バレル、そしてテナーサックス・フルートで渡辺貞夫が参加してます。当時、アメリカのバークレー音楽学校へ留学していた渡辺貞夫は教師からの『ゲイリー・マクファーランドがツアーで廻る為のメンバーを募集してるのでオーディションを受けてみないか?』という話をきっかけにゲイリーのファーストアルバム『ソフトサンバ』のヒットによる10週間のツアーに参加する事となる。

ボサノヴァの知識も全くなかった渡辺貞夫でしたが、同時期にサンフランシスコでブラジルからアメリカへ売り出しに来ていたセルジオ・メンデス(ブラジル65)のライブに毎晩通い、彼らの演奏する本格的なサンバ・ボサノヴァにすっかり魅了されてしまったそうです。

このアルバムはジャズ好きにはお馴染みのルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gelder)のスタジオで終始和やかな雰囲気のなか二日間で録音されジャズミュージシャンがポップス・ラテン・ロックなどを楽しんで演奏している様子がうかがえるような名盤です。

また、ゲイリー・マクファーランドはあの独特な優しげな甘いスキャットの声の通りおっとりとした性格のようで渡辺貞夫曰く『いつも頭に風が吹いているような人』だったそうです。そんなゲイリー・マクファーランドも1971年、僅か39歳の若さで天国へ逝ってしまう・・・。

ほかにもゲイリー・マクファーランドのレコード持ってるのでまた別の機会にでも紹介したいと思います。






2011年8月24日水曜日

避暑地の出来事 - A Summer Place



きょうは昨日のブログで告知したTheme From A Summer Placeのレコードです。

『避暑地の出来事 - A Summer Place』は、1959年にスローン・ウィルソンによる同名小説を映画化したもの。

ぼくはこの映画は観た事はないのですが、その内容はというと『落ちぶれた名門家をかつて雇われていたケンが妻子を連れて訪れた。 ケンの娘モリーと名門家の長男ジョニーはすぐに親しくなり、やがて真剣に愛し合うようになる。さらにはかつて恋仲であったケンと、名門家の主人の妻、シルヴィアの2人も再び恋愛関係に陥り、不倫を憤慨した大人たちのためにモリーとジョニーは強引に引き離されてしまう。 はじめは手紙をやりとりしていただけだった2人だが、秘かな密会、親同士の結婚、駆け落ちの失敗などを経て最後は・・・。』
ひと夏の恋といったような生温い恋愛映画ではなく不倫&子供同士の恋愛と濃密な内容のようです。障害があるからこそ二人の気持ちは強く結びつくのですね。

そして主題歌「避暑地の出来事(Theme from A Summer Place)」も全米9週間連続一位という映画音楽でも稀にみる大ヒットを記録したそうです。

ここ最近、ぼくもこの曲の良さに惹かれてて手持ちのレコードに収録されてはいないかと探したところ昨日のJohnny Keatingの他は残念ながら二枚しかありませんでした。


Esso Steel Band with Hubert Smith / Your Souvenir of Bermuda(Mastertone) LP

A Summer Place


THE ESSO TRINIDAD STEEL BAND(エッソ・トリニダード・スティール・バンド)はトリニダード&トバゴ共和国のスティールパン大所帯バンドです。カリブ海に浮かぶトリニダード&トバゴ共和国はもともとはイギリス領(ジャマイカも含め多い)で白人文化に支配されるなかアフリカ系黒人文化の打楽器としてESSOなどの石油会社が廃棄したドラム缶を変形し音階が出るようにして用いたのがスティール・パンの起源だそうです。このアルバムもスチィール・パンの独特の涼しげな音に合わせカリプソやスタンダード曲などのカバーが収録され、A Summer Placeも原曲の持つ雰囲気に合う好カバーとなってます。



ジョニー・ソマーズ/内気なジョニー 7"

避暑地の出来事 Theme From A Summer Place


このレコードは以前、近所のガラクタ屋でゲットしたものですが、ぼくがこの曲の良さを再確認をするきっかけとなったものです。ジョニー・ソマーズといえば『ワン・ボーイ』そしてこの『内気なジョニー』の大ヒットでオールディーズ・ファンからは昔から馴染みのアメリカの女性歌手です。当時日本での人気も相当なものでこのレコードシングルも大ヒットしたようです。ピンクをベースにボーダーシャツを着た男の子に白地にタイトルが書かれてるこのジャケットも可愛くていいですね。優雅なストリングスに彼女のシルキーな歌声が原曲の良さをさらに引きたてています。

2011年、いろいろとあったなーとこの夏最後に映画『避暑地の出来事』を観て思いにふけたいと思います。

2011年8月23日火曜日

The Johnny Keating Sound / Here's Where It Is!! (1966) Warner Bros lp





The Johnny Keating Sound / Here's Where It Is!! (1966) Warner Bros lp

Mirage

What Now My Love
Merry Merry-Go-Round
The Prank
Voce e Eu (You And I)


Theme From A Summer Place

This Year
Invitation
Here's That Rainy Day

Stranger In Paradise


このジャケットを見てあれ?っと思われたか方、正解です。90年代初め頃に出版された「ソフトロックA to Z」の表紙に使われてた写真です。中身の方はというと全くソフトロックと関係のないオーケストレーションによるイージーリスニングなジャズです。
スコットランド出身の作編曲家Johnny Keating のこのアルバムは今は亡きラフォーレ原宿小倉(なぜか原宿がつく)で行われる毎年恒例のレコード祭りで購入した。ちょうど「ソフトロックA to Z」がでたころで、ジャズコーナーをサクサクと漁っている時にこの艶っぽい女性が米国旗を持ち微笑んでいるこのジャケットがぼくの目に留まった。裏ジャケを見るとすぐにこれがソフトロックではないことに気づいたがジャケットがぼくの好みだったので迷わず買った。

当時は地元の『ラフォーレ原宿小倉』小倉駅の新幹線側にある『KMMビル』あと福岡天神の『福岡ビル』『ベスト電器』で毎年、正月に関東、関西、九州その他のレコードショップが参加したレコード祭りがあってて友人とよく行っていた。音楽の趣味も当然近いので会場に向かう途中楽しくおしゃべりをしながらいっているのだが会場が近づくにつれて、だんだんと早歩きになり、しまいに我先にとレコード箱へダッシュで向かっていました(笑)

もうそういったイベントも10年くらいやってないみたいだけど是非また行ってみたいです。以前よりもレコードの知識も深まってるのでハズレなレコードを引く事も少なく掘り出し物を沢山ゲットできる気がするんだけど・・・。

で内容の方はというと、一曲目の『Mirage』オーケストレーションにパーカッションのリズミカルな音も心地よい、当時夢中になって聴いていたミッシェル・ルグラン風の曲で思わず、にんまり。

『Voce e Eu (You And I)』カルロス・リラとヴィニシウス・ヂ・モライスの名曲ですがボサノヴァのリズムに爪弾くようなストリングスの響きがまたまたルグラン風で◎この曲なんかはルグランが手がけたサウンドトラックに収録されててもおかしくないような感じですね。そういえば姉のクリスチャンヌ・ルグランもやってますね。あのバージョンも大好きです。

『Theme From A Summer Place』映画『A SUMMER PLACE』(邦題:避暑地の出来事)のパーシー・フェイスのヒット曲ですがいいですね〜この季節にぴったりの名曲です。年を追うごとににこの原曲の良さがわかってきてる気がします。次回はこの曲の別のレコード(いま思いつくだけで2枚しかないのですが・・・)をアップしたいと思います。

『Here's That Rainy Day』こんなにも雨の日〜ジャズ・スタンダードです。こういう緩いイージーリスニング・ジャズはいまの気分です。ここ最近、連日の雨で暑かったこの夏が信じられないくらい涼しくなって室温も25度。しっとりとしたこの曲でうまいこと〆となりました(笑)

2011年8月22日月曜日

ERIC FRAMOND / NOW AND TO-MORROW (Montparnasse 2000) lp





ERIC FRAMOND / NOW AND TO-MORROW (Montparnasse 2000)

Poetical - Strange and soft music
Incoherence - Contemporary music
Locura - Lancinating typic music

Sari - Modern Indian pop

Cyclone - Dramatic music
Underground - Modern recitative
Sweet Mind - Sweed mood music

Pourquoi - Swinging music
Octuor - Modern jazz
Sacramento - Guimbarde solo-Fast tempo
Hysterie - Obsessing music

Oh Jack - Piano solo and vibra

Elevation - Biblic music
Play Pop - Jerk

今日はライブラリー物です。フランスの名門ライブラリー・レーベル、モンパルナス2000は数多くの素晴らしいレコードをリリースしましたが、このERIC FRAMONDも数枚の素晴らしいレコードを残してます。所謂ライブラリー・ミュージックとはヨーロッパにおいてテレビやラジオなど音源の著作権が厳しい中、番組用のBGMなどに使用する為の音源を専門に制作するレコード会社のものであるが、このアルバムにも電子音楽・エキゾ・ジャズ・ロックなど多様な音源が収録されてます。

なかでも一番のお気に入りは心地よいパーカッションに電子音・フートが鳴り全体にリヴァーヴがかかったクールなトラック『Locura』です。ムーグを使った電子音楽はジャン・ジャック・ペリーに代表されるようにコミカルであったりアヴァンギャルトな曲が多いような気がしますが、このような心地よいトラックに効果的に使われてるのはめずらしいのでは?

『Sari』はModern Indian pop と書かれてるようにマーティン・デニーのアルバムなんかに収録されてても違和感の無いようなエキゾチックな曲。

『Hysterie』は以前、フランスの某有名DJがコンパイルしたアルバムに収録されており、このアルバムを購入したのは実はこの曲が目当て。クールでスリリングなトラックに女性のスキャットが絡む〜こういった曲はライブラリー・ミュージックならではのカッコいい曲です。当時はサスペンスやホラーなんかのBGMに使用されたのでしょうね。

『Oh Jack』は60年代のフランス映画のサントラに収録されてるようなクールなジャズ。ピアノを中心にクールなヴィヴラフォンの音色がいいですね。

ヨーロッパのDJはライブラリー音源のなかでもビートが効いてたりファンキーな曲が好みみたいで以前はライブラリー音源のコンピレーションがリリースされてたけど、まだまだリスニング向けのいい曲が埋もれてると思うので地味に集めていきたいです。



2011年8月21日日曜日

Linda Lewis – Fathoms Deep



Linda Lewis – Fathoms Deep(1972)


Fathoms Deep

I'm In Love Again
Red Light Ladies

If I Could
Kingman-Tinman
Lullabye
Play Around
Wise Eyes
Guffer
Goodby Joanna
On The Stage

Moles

ここ最近ずいぶんと涼しくなって過ごしやすくなってきました。室内の温度をみると27度位なのでエアコンも入れず生活してます。

そんな暑かった夏も終わりかけてる中、この『Linda Lewis – Fathoms Deep』は15年以上まえに沖縄に以前勤めていた会社で旅行に行ったときに買ってかえったやつです。記憶もぼんやりとしてますが確か9月に行ったのだと思います。国際通り辺りで螺旋階段をのぼる小さなレコード屋でジャズファンク系が充実してたような気がします。そんな中、ぼくが一枚だけ選んだのは『Linda Lewis – Fathoms Deep』だった。少し前に『レコードコレクターズ』の中村とうようさんのコーナーでリンダ・ルイスのラークスが紹介してるのが気になってて、アフロヘアのキュートな顔と裏ジャケのトロピカルな雰囲気に衝動買いをした。

二泊三日の旅行でとにかく早く家に帰って聴きたいなーとレコードをずっと眺めていて、さっそく自宅に帰り急いでターンテーブルにのせ初めて聴いたときの感動は今でも覚えてる。メロウなエレピに抑揚の付いたキュートなロリータヴォイス・・・一曲目のタイトル曲にやられてしまった。このアルバムではフリーソウルなんかで『On The Stage』が人気だけどぼくにとっては『Fathoms Deep』がベスト(想い出勝ちってやつ)。

夏の終わりにぴったりなアルバムです。






2011年8月20日土曜日

Selva de Pedra Nacional (1972)Som Livre


Selva de Pedra Nacional (1972)Som Livre

Capitão de Indústria - Djalma Dias
Mandato - Osmar Milito e Quarteto Forma

Simone - Ângela Valle e Eustáquio Sena
Corpo Sano em Mente Sã - Osmar Milito e Quarteto Forma

Selva de Pedra - Orquestra e Coral Som Livre
Rhythmetron Op. 27 - Marlos Nobre
O Beato - Marcos Valle
Ligação - Orquestra e Coral Som Livre
América Latina - Osmar Milito e Quarteto Forma

Corpo Jovem - Luís Roberto
Longo de Dior - João Luiz
Ritual - Marlon Nobre

ここ最近、脳内再生でぐるぐると回ってる『América Latina - Osmar Milito e Quarteto Forma』ブラジリアン・ソフトロックの曲のなかでも屈指の名曲ですが、この曲はブラジルのテレビのサントラ(ノヴェラ)『Selva de Pedra 石の森』に収録されています。2000年頃に発刊された ムジカ・ロコムンドは当時のぼくにとって大きな衝撃だった。90年頃にトーキン・ラウドのジャイルズ・ピーターソンや国内でも内海イズルのBRASILIANCE! によってブラジル・ブームがあったものの当時再発盤等で出回るものはジャズサンバ・ボサノバ・MPB・ミナスなどの有名なアーティストがほとんどでありブラジルのオリジナル盤に出会える機会など皆無であった。

そんな中、『ムジカ・ロコムンド』に掲載されているレコードは今まで自分が見た事の無いものばかりで圧倒されてしまった。当時ぼくが探してたのはブラジリアン・ソフトロックとジャズ・サンバであったがブラジルの盤は高かったので買うのはもっぱらブラジル以外の国でリリースされたボサノバやブラジリアン・テイストのアルバムだった。しかし、同時期に起こったレコード・バブルによってブラジルのレアなレコードの値段は更なる高騰をしてしまった・・・。もちろんぼくもその時期には多いときには月に10万と今では考えられないくらい買ってましたが(笑)それからしばらくすると度重なるレア盤の再発ラッシュによりバブルは弾けてしまったのである・・・。

ブラジリアン・ソフトロックの最高峰ともいわれるQuarteto Formaの唯一のアルバムはとても高価であり(CDは再発されてますがオリジナルが欲しい!)、この『Selva de Pedra 』で聴ける彼らの曲はとても有り難かった。

で、ここ最近、脳内再生をされてるきっかけになったのはyoutubeで『América Latina - Osmar Milito e Quarteto Forma』を観たからである。この動画は曲が素晴らしいのは勿論の事、『Selva de Pedra 』のドラマのシーン(確証はない)のようなものが映されてて女の子もとてもチャーミングで雰囲気も満点。

ぼくのブラジリアン・ソフトロックのマイブームが再び到来してしまった。








2011年8月19日金曜日

Jean Depara (1928-1997)







BGM
■ Brazzos & O.K. Jazz – Tcha Tcha Tcha Del Zombo


写真家Jean Depara(1928-1997)の作品集『 Kinshasa, Noche Y Dia 1951-1975』はコンゴ(旧ザイール)の当時の若者の姿をとらえた貴重な物です。音楽がかかるようなナイト・クラブの店先に止めた車をバックにドレスアップをしたチャーミングな女の子。女の子目当てでクラブにきている男の子達。じゃれ合ってるカップル、まだ娯楽の少なかった頃のノスタルジックな写真に思わずグッとくるものがあります。

そんな和やかの雰囲気と裏腹にウエスタンな格好を身にまとったギャング達の写真があります。アフリカでも50年代末位から映画館が普及され、特に人気があった のはアフリカの英雄を題材にしたものと西部劇だったそうです。

そういえばジャマイカでも同じ頃に西部劇が流行ったみたいでクリント・イーストウッド主演の『夕陽のガンマン英題:For a Few Dollars More』のタイトルそのままの曲をアップセターズがやったり数多くのジャマイカのアーティストが西部劇に触発されたような曲をリリースしてました。黒人がウエスタンを身にまとう姿はルーディな雰囲気がしていいですね。

■The Upsetters – For A Few Dollars More



この写真集ををみるとネイティヴなアフリカンというよりもアメリカの文化に影響を受けた日本の米軍キャンプでG.Iを相手にジャズを演奏している日本人達や同じくアメリカのジャズやブルースに影響を受け発展していったジャマイカの音楽シーンを見てるかのようで、いかにコンゴがアフリカ大陸の中でも文化的に成熟していたかわかるような気がします。

こちらでJean Deparaの作品の一部が見れます。
FIFTY ONE






2011年8月18日木曜日

Spokes Mashiyane / King of Kwela lp

夏なんです。

こんな暑い毎日を快適に(というか楽しむ)過ごすにはやはり音楽もトロピカル・ミュージックを聴くのが一番です。





今日は南アフリカで1950年代に録音されたスポークス・マシヤネ(Spokes Mashiyane)のレコード。
彼はペニー・ホイッスル(penny whistle)と呼ばれる所謂、縦笛奏者で40年代頃から南アフリカで流行したダンス・ミュージックであるクウェラ(kwela)の代表的アーティストです。クウェラは当時のアメリカのジャズに影響を受け、このスポークス・マシヤネもギター・ベース・ドラムにペニー・ホイッスルといったシンプルな構成ながらもスウィンギーでどこかほんわかとした演奏を聴かせてくれます。

ぼくのこのレコードは90年頃にイギリスのレゲェ好きにはお馴染みのトロージャン・レーベルのワールド・シリーズとしてリリースされてます。ライナーノーツもスティーヴ・バロウです。

トロージャンは80年代末から90年頃にスカ・ロックステディのコンピレーションを大量にリリースしてましたがヴィンテージのカリプソや南アフリカのタウンシップなども良質なものも多くリリースされてます。

その頃にスカにハマった人(自分もそうですが)はジャマイカンのオーセンティックなスカだけでなく同じくジャズの影響を受けた南アフリカのクウェラやタウンシップ、中南米のクンビアを聴いている方も多いです。80年代にイギリスのスカの重鎮ギャズ・メイオールがリリースした大量の海賊版のスカ・コンピレーションのカセットテープの中にブルースやジャズ、クンビアやワールド系の音楽などが収録されていたことが一番の影響だと思いますが・・・。
(当時は大型のレコードショップのワールドコーナーに山積みにされてましたが現在では入手困難みたいですが CDとして一部がリリースされてます

スポークス・マシヤネの音楽はスカなんかが好きな人にはとってもお勧めです。


アマゾンでみたら凄い値段・・・になってますが安く見つかると思います。











2011年8月15日月曜日

お盆です!

昨晩は福岡のバー『 ソワレsoiree』にてツイッターで知り合いになったGeruciさんのレギラーイベント「おばんです!」のお盆です!でDJ(選曲)をさせて頂きました。

当日はUSTの配信も行う予定だったのでGeruciさんのセッティングでレコードジャケットを写し18:30からDJスタート。
ちょうど夕暮れ時でUSTの画面にレコードジャケットのバックに移り込む窓から見える外の景色がとてもいい雰囲気でした。

30分位経過したあたりでUSTのチャット上で「部長がそちらへ向かってる!」との書き込みがありビックリ仰天!!

部長とはUST配信の人気番組『 reco-buレコ部』の常盤響さんのことである。

レコ部は主に毎週日曜深夜0時ごろから3時位にかけてUSTで配信され、常盤さんの自宅からレコードを写しながら音楽をかけて曲のクレジットをトークし、かかる曲はオールジャンルでマニアックなものから日本のポップスなど毎度、自宅のレコード棚からざっくりと選んだレコードの中から選曲するというレコード鑑賞会的?な番組である。

今回イベントに声をかけて頂いたGeruciさんもレコ部がきっかけで知り合いになった。

そもそも僕が常盤さんを知るきっかけになったのは90年代初めころに出版された『モンド・ミュージック』である。
『モンド・ミュージック』について詳しい事は割愛させて頂くが、執筆者の中でもとりわけ『モンド』なレコードを紹介していた常盤さん(当時27、8歳くらい?)は異彩をはなっていた。

当時はもちろんインターネットもなかったので『モンド・ミュージック』は僕にとってレコードを探すバイブル的な本だった。

そんな経緯もありレコ部はほぼ毎回のがすことなく楽しみにして視聴していた。

実は2ヶ月位前に東京の自宅から福岡へ引っ越しをされてて、前日にツイッターからDMで常盤さんに今回のイベントについて連絡をさせて頂いてたのだが、まさか本当に来て頂けるとは!!

初めてお会いしてゆっくりと話もさせて頂き最高の夜となりました!

今後またお会いする機会も多くなりそうなのでとっても楽しみです♪

DJ(選曲)のほうはラウンジ寄りのジャズやサントラ・ソフトロックなどのレコードを用意してたのですが、個人的にTHE GROOP / THE JET SONG をかけてるときが気持ちよかったです。


USTをご覧頂いた方、本当にありがとうございました!

今回声をかけてもらったGeruciに感謝です♪









2011年8月10日水曜日

DAVID EARLE JOHNSON / Skin Deap Yeah! lp





DAVID EARLE JOHNSON / Skin Deap Yeah! lp

Mary had a little Duck


Batacauda Sadisco


Nightmares



暑い日が続きます。。。

昨日に引き続きトロピカル?なアルバムです。

アメリカのパーカッション奏者による自主制作盤のようですが詳しい事はわかりません。
裏ジャケなんかをみるとかなり下手なイラストがかかれてます(笑)

全体的にパーカッションの聴いたカリビアンな雰囲気のアルバムですがDAVID EARLE JOHNSON自身のボーカルがダンディーな感じもしてなかなかカッコいいです。スキャットなんかもジョン・ルシアン風と言ったら大げさかもしれないけどパーカッシブで◎

そんなわけで次回もまたトロピカルなレコードをいっちゃうぞー

LES VIKINGS / AMBIANCE (DEBS)

すっかり夏本番で毎日暑苦しい生活を送っております。
なるべくエアコンは付けずにいたのですが、ここ最近は我慢できずクールダウンした部屋で快適な生活送っております。

そんなわけでクールダウンした室内でトロピカルな音楽を聴くと更に心地よい気分を味わえる!で定番はやはりレゲエということになりそうですが,ぼくの場合ここ数年ハマってる西インド諸島ハイチの「Tumbele」が気分であります♪

数年前にイギリスのsoundwayから良質なコンピがでてますが、フランス語とクンビアにも似たリズムがクセになります。最近はあまり買ってなかったのでまた集めて行きたいと思います。





                                             LES VIKINGS / AMBIANCE (DEBS)






2011年8月7日日曜日

妄想レコードの世界〜Mingering Mike


ミンガリング・マイクは1968年から1977年の間に人知れず己の創造の世界をつくりあげた。しかし、その作品は彼が借りた倉庫に保管されていたが賃料の延滞を理由に倉庫会社に引き渡されてしまう・・・。



彼はなんと段ボールを使い架空のアーティストによる50を超えるアルバム、35のレーベル、9本の映画のレコードをつくっていた。

もちろんレーベルも架空。そして細かい曲のクレジット、売りもしないのに値札が付いていたりと彼のレコードに対する愛情は半端ない!自らの愉しみのためにここまで創造できてしまうとは!

そしてこのレコード達は2003年にフリーマーケットに出されているのをコレクターに発見され、その後の研究により本人に辿り着いた・・・。







その後に開設された彼の ホームページには彼の肉声による音源のようなものもあり興味津々!

アメリカで彼の作品集が販売され日本国内でもP-Vineから2009年に『ミンガリング・マイクの妄想レコードの世界 アウトサイダーソウルアート 』として販売されている。