東欧の国の後は同じく共産主義のキューバです(笑)
国営レーベルAREITOからおそらく70年代初め頃にリリースされた男女混成ボーカルグループ『Los Brito 』のアルバムです。
キューバというとサルサのイメージが強いのですがこのアルバムもラテンな雰囲気もありつつもファンク寄りなアレンジも感じる曲が多く収録されてますがポップスな感覚も持ち合わされ、男3+女1というノヴィシンガーズな構図?でソフトロック好きにもお勧めできる内容となっております。
ラテンのビートにスペイン語の響きがなんとなくアルデマーロ・ロメロの所謂”オンダヌエヴァ”を彷彿させますが、中でも特に良いのがB面の2曲目の『El 4-5-6』です。女性のナレーションにピアノ〜哀愁を帯びた曲調にボーカルが入る感じがすごくいいです。キューバでは"CANCION(カンシオン)"と呼ばれるジャンルにあたるそうです。
ただ残念なのがまだまだキューバのレコードは共産圏でしか流通はしておらず情報量も少なく一部の海外のコレクターやDJに人気のサルサやファンクの有名盤以外の今回の『Los Brito 』のようなアルバムを探すのは困難です。
一般的にラテンというとニューヨークのラテン・コミュニティーから派生した音楽を耳にされてる方が殆どだと思いますが、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブなどでキューバの音楽を知った方でもブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで演奏してたアーティストよりも遥かに一流で国営音楽学校でクラシック・ジャズなどの高等教育を受けた素晴らしいアーティスト達がいます。もっともっとキューバ産の素晴らしいレコードが流通し手に入れられるようになればいいなぁーと思います。
Los Brito / Los Brito ( 1970's)AREITO lp
Cuando Llego A Mi Casa
Si Te Nace Una Flor
Tema para Una Noche De Bodas
La Larga Espera
Vas A Acordarte De Mi
Cancion Para La Que Tanto Ame
Dime Que Sientes Cuando Hablas De Mi
El 4-5-6
Y Tal Ves Manana
El Tiempo Feliz
Cabellos Negros
Poco A Poco Mi Compay
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