Various – Club Ska '67 lp
Guns Of Navarone - The Skatalites
Phoenix City - Rolando And The Soul Brothers
007 (Shanty Town) - Desmond Dekker
Broadway Jungle - The Maytals As The Flames
Contact - Roy Richards With Baba Brooks
Guns Fever - Baba Brooks
Rub Up Push Up - Justin Hines & The Dominoes
Dancing Mood - Delroy Wilson
Stop Making Love - Gaylads
Pied Piper - Rita Marley
Lawless Street - The Soul Brothers
Skaing West - Sir Lord Comic & His Cowboys
Copasetic - The Rulers
『Club Ska '67』このアルバムはタイトルあるように1967年イギリスのアイランド・レコーズよりリリースされました。67年というとスウィンギング・ロンドン真っただ中。当時イギリスではジャマイカン・ミュージックであるスカ・ロックステディをモッズ達が好んで聴いており、このアルバムは後にザ・クラッシュ『ロンドン・コーリング』をプロデュースすることとなるガイ・スティーヴンスによって選曲されています。ぼくよりも上の世代でレゲエを聴かれてる方はクラッシュがきっかけだったとよく聞きますが、パンクとレゲエは密接な関係がありライブの合間なんかにDJがセレクトしてかける音楽はルーツ・レゲエやスカ・ロックステディなどで、それは70年代後半のパンクムーブメント以前のロンドンのクラブカルチャーにおいて脈々と流れるジャマイカン・ミュージックとの関わりをあらわしており、古くを辿れば40年代のカリプソやメントといった音楽まで遡ってしまう・・・。
このアルバムを買ったのは18、9歳のころでスカ・ロックステディを夢中になって聴いてました。当時は音楽もファッションもロンドンな雰囲気が好きで60’sカルチャーに興味を持っていました。レコードについてはお金もあまり無いのでトロージャンから出てるコンピレーションを集めててヴィンテージの7インチなどは当然買えなかった。(当時はあまり見かけなかったような気もします・・・)そのころ60年代当時のジャマイカン・スカの映像をとらえた『THIS IS SKA!』のVHSのビデオテープを購入して初めて観たときは衝撃的だった。華僑であるバイロン・リー&ドラゴネアーズの演奏にプリンス・バスターやストレンジャー・コール、エリック“モンティ”モリスそして若き日のジミー・クリフなどレコードクレジットで名前しか見た事の無いアーティストが実際に動いているのを観るととても興奮した。
ローレル・エイトキン |
平日にもかかわらず多くの人で賑わいスカ・ロックステディやブルースやジャズがかかる中、ギャズが踊りまくっててDJは彼の弟がやってました。ギャズ・メイオールといえば父親はかの有名なブリテッシュ・ブルースの父とも呼ばれるジョン・メイオールであり、子供の頃からブルースを聴いて育った生粋のブルースの世界的なコレクターでもある。彼が選曲&ジャケットのイラストまで手がけた海賊版の大量のカセットテープにはスカ・ロックステディ・レゲエのほかアイリッシュ・トラッド音楽、ジプシー音楽、クンビア、ブルース、極めつけは日本の演歌(笑)といった音楽が収録され国内はもとより海外のDJにも多大なる影響を与えてきました。ぼくも二十歳前後にこういった音楽の聴き方やスタイルに影響を受け自分自身のルーツとして未だに根強く残っています。
そんなわけで『Club Ska '67』は想い出の一枚であり、選曲された曲も有名どころながらもスカ〜ロックステディの良質なところが凝縮された素晴らしいアルバムになっており未だに聴き続けている愛聴盤となっています。
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