夏なんです。
こんな暑い毎日を快適に(というか楽しむ)過ごすにはやはり音楽もトロピカル・ミュージックを聴くのが一番です。
今日は南アフリカで1950年代に録音されたスポークス・マシヤネ(Spokes Mashiyane)のレコード。
彼はペニー・ホイッスル(penny whistle)と呼ばれる所謂、縦笛奏者で40年代頃から南アフリカで流行したダンス・ミュージックであるクウェラ(kwela)の代表的アーティストです。クウェラは当時のアメリカのジャズに影響を受け、このスポークス・マシヤネもギター・ベース・ドラムにペニー・ホイッスルといったシンプルな構成ながらもスウィンギーでどこかほんわかとした演奏を聴かせてくれます。
ぼくのこのレコードは90年頃にイギリスのレゲェ好きにはお馴染みのトロージャン・レーベルのワールド・シリーズとしてリリースされてます。ライナーノーツもスティーヴ・バロウです。
トロージャンは80年代末から90年頃にスカ・ロックステディのコンピレーションを大量にリリースしてましたがヴィンテージのカリプソや南アフリカのタウンシップなども良質なものも多くリリースされてます。
その頃にスカにハマった人(自分もそうですが)はジャマイカンのオーセンティックなスカだけでなく同じくジャズの影響を受けた南アフリカのクウェラやタウンシップ、中南米のクンビアを聴いている方も多いです。80年代にイギリスのスカの重鎮ギャズ・メイオールがリリースした大量の海賊版のスカ・コンピレーションのカセットテープの中にブルースやジャズ、クンビアやワールド系の音楽などが収録されていたことが一番の影響だと思いますが・・・。
(当時は大型のレコードショップのワールドコーナーに山積みにされてましたが現在では入手困難みたいですが CDとして一部がリリースされてます)
スポークス・マシヤネの音楽はスカなんかが好きな人にはとってもお勧めです。
アマゾンでみたら凄い値段・・・になってますが安く見つかると思います。
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