2011年8月24日水曜日

避暑地の出来事 - A Summer Place



きょうは昨日のブログで告知したTheme From A Summer Placeのレコードです。

『避暑地の出来事 - A Summer Place』は、1959年にスローン・ウィルソンによる同名小説を映画化したもの。

ぼくはこの映画は観た事はないのですが、その内容はというと『落ちぶれた名門家をかつて雇われていたケンが妻子を連れて訪れた。 ケンの娘モリーと名門家の長男ジョニーはすぐに親しくなり、やがて真剣に愛し合うようになる。さらにはかつて恋仲であったケンと、名門家の主人の妻、シルヴィアの2人も再び恋愛関係に陥り、不倫を憤慨した大人たちのためにモリーとジョニーは強引に引き離されてしまう。 はじめは手紙をやりとりしていただけだった2人だが、秘かな密会、親同士の結婚、駆け落ちの失敗などを経て最後は・・・。』
ひと夏の恋といったような生温い恋愛映画ではなく不倫&子供同士の恋愛と濃密な内容のようです。障害があるからこそ二人の気持ちは強く結びつくのですね。

そして主題歌「避暑地の出来事(Theme from A Summer Place)」も全米9週間連続一位という映画音楽でも稀にみる大ヒットを記録したそうです。

ここ最近、ぼくもこの曲の良さに惹かれてて手持ちのレコードに収録されてはいないかと探したところ昨日のJohnny Keatingの他は残念ながら二枚しかありませんでした。


Esso Steel Band with Hubert Smith / Your Souvenir of Bermuda(Mastertone) LP

A Summer Place


THE ESSO TRINIDAD STEEL BAND(エッソ・トリニダード・スティール・バンド)はトリニダード&トバゴ共和国のスティールパン大所帯バンドです。カリブ海に浮かぶトリニダード&トバゴ共和国はもともとはイギリス領(ジャマイカも含め多い)で白人文化に支配されるなかアフリカ系黒人文化の打楽器としてESSOなどの石油会社が廃棄したドラム缶を変形し音階が出るようにして用いたのがスティール・パンの起源だそうです。このアルバムもスチィール・パンの独特の涼しげな音に合わせカリプソやスタンダード曲などのカバーが収録され、A Summer Placeも原曲の持つ雰囲気に合う好カバーとなってます。



ジョニー・ソマーズ/内気なジョニー 7"

避暑地の出来事 Theme From A Summer Place


このレコードは以前、近所のガラクタ屋でゲットしたものですが、ぼくがこの曲の良さを再確認をするきっかけとなったものです。ジョニー・ソマーズといえば『ワン・ボーイ』そしてこの『内気なジョニー』の大ヒットでオールディーズ・ファンからは昔から馴染みのアメリカの女性歌手です。当時日本での人気も相当なものでこのレコードシングルも大ヒットしたようです。ピンクをベースにボーダーシャツを着た男の子に白地にタイトルが書かれてるこのジャケットも可愛くていいですね。優雅なストリングスに彼女のシルキーな歌声が原曲の良さをさらに引きたてています。

2011年、いろいろとあったなーとこの夏最後に映画『避暑地の出来事』を観て思いにふけたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿