2011年8月25日木曜日
Gary McFarland – The In Sound (1966)Verve lp
Gary McFarland – The In Sound (1966)Verve
The Moment Of Truth
Bloop Bleep
The Hills Of Verdugo
Over Easy
Here I Am
Fried Bananas
The Sting Of The Bee
Wine And Bread
I Concentrate On You
(I Can't Get No) Satisfaction
北九州地方、きょうからまた暑くなってきました。当分暑い日が続きそうですね。
そんな暑さを少しクールダウンしてくれるゲイリー・マクファーランドのヴィブラフォンと優しげな甘いスキャット。このレコードは彼の二枚目のアルバムになります。ギターでケニー・バレル、そしてテナーサックス・フルートで渡辺貞夫が参加してます。当時、アメリカのバークレー音楽学校へ留学していた渡辺貞夫は教師からの『ゲイリー・マクファーランドがツアーで廻る為のメンバーを募集してるのでオーディションを受けてみないか?』という話をきっかけにゲイリーのファーストアルバム『ソフトサンバ』のヒットによる10週間のツアーに参加する事となる。
ボサノヴァの知識も全くなかった渡辺貞夫でしたが、同時期にサンフランシスコでブラジルからアメリカへ売り出しに来ていたセルジオ・メンデス(ブラジル65)のライブに毎晩通い、彼らの演奏する本格的なサンバ・ボサノヴァにすっかり魅了されてしまったそうです。
このアルバムはジャズ好きにはお馴染みのルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gelder)のスタジオで終始和やかな雰囲気のなか二日間で録音されジャズミュージシャンがポップス・ラテン・ロックなどを楽しんで演奏している様子がうかがえるような名盤です。
また、ゲイリー・マクファーランドはあの独特な優しげな甘いスキャットの声の通りおっとりとした性格のようで渡辺貞夫曰く『いつも頭に風が吹いているような人』だったそうです。そんなゲイリー・マクファーランドも1971年、僅か39歳の若さで天国へ逝ってしまう・・・。
ほかにもゲイリー・マクファーランドのレコード持ってるのでまた別の機会にでも紹介したいと思います。
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